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【インプラント】治療をはじめる前のFAQ

 
Q1.『インプラント』とはどういう治療法ですか?
A1.あごの骨にチタン製の「人工歯根」を移植して固定させた後、その上から人工の歯冠を装着する治療法です。歯は、歯ぐきの上に出ている歯冠部と、歯を支える土台となる歯根部が、歯ぐきの下に埋まっています。つまり、歯をなくすことは、同時に歯根も失うことを意味しているのです。

歯を失った後は、入れ歯やブリッジで噛む機能を回復しますが、これらの治療では歯根部まで取り戻せません。インプラントは、あごの骨の中に人工歯根がしっかり根付きますので、周囲の歯に頼ることなく噛む機能を取り戻すことができるのです。

 
Q2.インプラントと入れ歯・ブリッジの違いを教えてください
A2.大きな違いはインプラントは、歯根まで回復できるということです。

天然の歯は、あごの骨の中に歯根が埋まっているので、物を噛んだときに、しっかりと支え周囲の歯に負担をかけません。ブリッジは、抜けた部分に隣接する歯を利用して支えますので、周囲の歯に負担がかかります。歯ぐきの上に乗せるだけの入れ歯は、噛む力が劣るうえに、安定も得られません。また、留め金で固定させるため、周囲の歯に負担をかけるだけでなく、見た目の美しさまで損なってしまいます。

インプラントはお手入れが難しくなく、安定した噛み心地があります。また、審美性に優れていますので、周囲の人に気付かれることもありません。入れ歯のように毎晩取り外しをする煩わしさからも解放されます。

 
Q3.インプラント治療は、どういう症状の人に向いていますか?
A3.失われているのが1本からすべての歯まで、幅広い方に適用できます。対応年齢は、骨の成長が止まった18歳以降であれば制限がなく、80歳以上の高齢者でも可能です。また、見た目を気にされる方や健康な歯を削りたくない方には、最適な治療といえます。
 
Q4.小学生でもインプラント治療はできますか?
A4.骨の成長は16歳頃まで続きますので、あごの骨に人工歯根を植えるインプラントは、成長期のお子さまには通常治療いたしません。一般的な適用年齢は、骨格が形成した18歳を過ぎてからとなります。ただし、下顎の成長は18歳頃まで成長するので20歳過ぎてからの方がいいという声もあります。
 
Q5.歯周病でもインプラント治療は受けられますか?
A5.歯周病で歯を失った方でもインプラント治療は受けられますが、重度になると治療が困難な場合もあります。近年、治療技術の進歩により、こうした症例でも治療の可能性が広がってきました。治療は無理と諦めずに、専門医に相談してみることをおすすめします。

なお、治療後、「インプラント歯周炎」という歯周病を引き起こすことがあります。長持ちさせるためにも、プラークコントロールやメインテナンスをしっかり行ってください。

 
Q6.糖尿病、高血圧などの持病があっても受けられますか?
A6.基本的に普通に生活されている方であれば、治療は受けられます。糖尿病がある方は、免疫力や抵抗力が低下しているため、合併症を引き起こしやすく、治療時間も長引きがちですが、血糖をコントロールしていれば治療が可能です。高血圧の方で薬で血圧をコントロールしていれる方、骨粗しょう症の方でも問題なく治療ができます。

重度の全身疾患がある方、このほか、心臓病や肝臓病、重度の全身疾患を患っている方でも、治療ができることもありますので、医師とよく相談してください。その際は、服用中の薬の有無も忘れずに。

 
Q7.残っている歯に負担がかからない方法を教えてください。
A7.歯の抜けた部分に人工の歯を植える、インプラント治療がおすすめです。インプラントの構造は天然の歯と似ているので、残っている歯に負担をかけずに、本来の機能を回復することができます。
 
Q8.インプラントはどこの歯科医院でも受けることができますか?
A8.治療の特殊性から、インプラント治療ができる歯科医院は限られています。また、治療方法も医院ごとに異なることがありますので、カウンセリングを受けて充分に検討することをお勧めします。
 
Q9.インプラントは新しい治療法だと聞きましたが、既に手術を受けた人は多いのですか?
A9.インプラントの歴史は古く、紀元前のインカ帝国時代まで遡ることができます。近代におけるインプラントが誕生したのは1950年代。確立した治療法として欧米を中心に広がっていきました。現在では年間約500万本のインプラント治療が行われ、歯を失った多くの方々に喜ばれています。
 
Q10.妊娠中に『インプラント』の治療はできますか?
A10.基本的に出産が済んでからインプラント治療をしますが、事前に治療計画などを相談しておくのも、一つの方法です。
 
Q11.インプラントはどの歯科医師でもできますか?
A11.歯科医師免許があればインプラント治療は可能です。とはいえ、外科手術の経験が少ない歯科医師もいますので、慎重に選んだ方がいいでしょう。一つの目安として、大学病院などの施設で研修を積んできた歯科医師であれば安心です。良く質問した上で、充分に検討してください。
 
Q12.喫煙者ですが、インプラント治療はできますか?
A12.喫煙者でもインプラント治療は受けられますが、治療後に、悪影響を及ぼすことがあります。喫煙はインプラントや歯周病の症状を悪化させる原因の一つといわれ、タバコに含まれているニコチンが血液の流れを悪くして血管を収縮させます。学会の報告によると、煙草を吸われる方のインプラント成功率は、非喫煙者に比べて低いことが、実際に証明されているのです。



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